伝票ホルダー(右手めくり用)の件で製造工場と打合せでした。
伝票ホルダーはかつては珠算検定、今では電卓検定の「伝票算」において
欠かせないものと個人的に思っています。
「これを使用せずに伝票がめくれるか」と叫びたくなるくらい。
珠算では、伝票算は「左手でめくるもの」です。
なぜなら、そろばんは必ず「右手ではじく(操作する)」からです。
右手でめくりながら、右手でそろばんをはじくことは出来ません。
しかし、電卓は必ずしも「右手で操作する」とは限りません。
いや、もしかしたら「左手で操作する」人の方が多いかもしれません。
左手で電卓を操作する人は、伝票は右手でめくりたくなりますよね。
そのためこの業界には、伝票を右手でめくるための環境が整っています。
珠算では考えられない「右手めくり用」の伝票ホルダーが存在するのです。
弊社では、お客様からの強い要望を受け、
かれこれ25年ほど前から右手めくり用の伝票ホルダーを製造・販売してきました。
しかし、検定人口の減少に伴う製造数量の減少や、
昨今のゴム価格の高騰などから、
1個あたりの製造単価もずいぶん上がってしまいました。
ついには、昨年までお願いしていた製造工場から
「もう出来ません」と言われてしまいました。
そう宣言されてから、早3ヶ月。
いつくかの工場に打診し見積りをとるも、
やはり価格で折り合えません。
今日訪問した会社さんで無理ならば…。