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[Vol.1]まだ『予想問題』でいいんですか?~日商簿記直前模試~

日商簿記検定試験対策の、本試験形式の模擬プリント集(8回分の模擬問題を収録)。
実際の試験で確実に80点をとる実力をつけられるよう、最低限必要な論点と問題内容に絞って作問。

[仕掛けたのはこの人]石田繁夫氏

自らも商業高校で学び、大学卒業後は企業で経理や財務を担当。その後、簿記検定の指導に携わる。商業高校での学習、大学におけるアカデミックな側面からの研究、企業での実務、学生・社員への教育など、幅広い経験を併せ持つ石田氏ならではの視点が生かされた教材が『日商簿記直前模試』である。今回はこの教材の魅力を紐解いていこう。

「予想問題集」では合格できる力が身につかない

基礎学習が進み試験直前になると、「予想問題集」と書かれたものを手に取る人は多いのではないか。しかし、石田氏は「予想問題集ばかりやっていても本当の力がつかない」と言う。それは、予想問題が本番での当たり・外れを意識するあまり、限られたパターンの問題ばかりになってしまうためだ。
昨今の日商簿記検定の問題は、本当に簿記を理解できているかを深く問う傾向にあり、パターン学習だけでは合格できないと言われている。
「パターン学習しかしてきていない場合、学習した問題と論点は同じでも、違った角度から問われると、対応できなくなってしまうんです」と石田氏は危惧する。

様々な出題傾向に対応し、試験に必要な力を培う「こういう一冊を作りたかった」

「予想問題集ではなく、試験本番での角度を変えた様々な出題にも対応できるような一冊を作りたい。そう思って作ったのが、この『日商簿記直前模試』です」と石田氏。
「日商簿記直前模試」は、主催者発表の「出題区分表」と過去の出題を徹底的に分析した上で、最低限抑えておくべき論点にしぼり、本番で全体の8割以上の点数を獲得する力をつけられる問題集だ。
「3級に比べて問題量が大幅に増加する2級で合格点を獲得するためには、『全体を見る力』と『効率のよい時間の使い方』が求められるんです。この本の問題をくり返し解いて、解説を読み込むことで、この二つについても自然に身についてきます」

正解した人にこそ読んでほしい解説

「日商簿記直前模試」の大きな特徴として、「解答・解説」の丁寧さに驚かされた。特に2級については解説中に〈参考〉として、本誌の問題とは違った角度からの出題の例や、図解によるわかりやすい説明、さらには検定上の注意すべき論点までもが示されている。
「正解した人って、解答だけ見て終わろうとするじゃないですか。この本では、正解した人にこそ解説も読んでもらって、出題形式が違っても答えられるかどうか、しっかり確認してほしいんです。こういう経験を積んでおけば、試験本番のとき、見たことのない問題が出てきたなと一瞬思っても、すぐに落ち着いて対応できるようになります」と石田氏は語る。

  • 「日商簿記直前模試」は、検定の出題範囲の改正に合わせて毎回問題を作り変えている。このことからも、石田氏はもちろん英光社のこだわりがうかがえる。
    「ひとつ完成すると、すぐ次のことを考えていますね。常に新しいものをつきつめていきたい」
    そう語る石田氏の目からは、簿記を勉強するすべての人がしっかりと実力を身につけた上で合格してほしいという強い思いが感じられた。
    「日商簿記直前模試」を作った人は、“簿記と検定受験者に対する愛情に満ちた人”だった。