公益社団法人全国経理教育協会より、簿記能力検定の出題範囲が改定される旨の発表がありました。

詳しい内容は未だ発表されていませんが、今週末より簿記指導者講習会が順次開催され、そこで発表されるようです。

弊社教材につきましては、その発表を確認したのち、改訂作業に入ります。

詳細が確定いたしましたら、ホームページにて情報公開させていただきますので、今しばらくお待ちいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

■経理教育研究会編／石田繁夫監修
■2016年1月25日発行
■ISBN978-4-88327-482-6

日商簿記検定試験の出題範囲が平成28年度から大きく変わります。特に2級を中心としたものですが、3級もその影響を受けて若干の変更があります。 商工会議所はその変更に基づく試験問題に関して、次のような談話を発表しております。

「28年度に向けて学習を継続する人たちのために、28年度以降も出題範囲に残される範囲を中心に出題する」

これは、出題範囲からはずされる範囲の出題可能性が著しく低いことをいっています。現に、出題範囲変更が公表されてから範囲から消えていく内容については全く出題されていません。
そこで、当社の模擬試験問題集の監修にあたって、最近の出題傾向に沿って模擬試験問題集を再構築しました。当然、28年度以降に追加される範囲については、本年度に出題するわけにはいきませんが、28年度以降に消えていく範囲については思い切って問題集の中から外しました。
以下に各級の特筆すべき内容を掲げておきます。
１．伝票は3伝票のみ
２．為替手形（荷為替手形含む）に関するすべての取引を除外
３．特殊商品売買取引をすべて除外
４．社債に関する取引をすべて除外
５．特殊仕訳帳制をすべて除外
６．繰延資産はすべて当期費用処理
７．補助簿に関する集計・管理を追加（3級の範囲であるから2級で出題されることは当然ありうる
８．本支店会計は未達事項、内部利益の含まれない内容に変更
９．仕訳問題が実務的になっているので、文章表現に配慮

12月30日(水)から1月5日(火)まで休業させていただきます。