検定雑感

日商簿記検定2級-次の144回検定で合格するために-

最近の合格率は驚くことに15%を割り込む低い数値で推移しています。難しいから受験は控えるという声があちこちから聞こえてきます。とはいえ、企業が求める取得して欲しい資格検定のトップを維持していますから、諦めるわけにはいきません。
そこで、特に難しくなったといわれる商業簿記に関して以前と内容がどう変わってきたのか、合格するためには何が必要なのかを考えてみます。

1.最近の出題傾向
【第1問】
仕訳問題に関しては、言い回しが難解なもの、内容が実務的なものが随所にみられるようになっています。
【第2問】
どんな問題が出題されるか予想するのが困難です。帳簿組織と特殊商品販売は範囲外とされましたが、現金預金、固定資産、有価証券、株主資本変動計算書等の勘定記入、帳票作成や金額算定が、複雑な内容と豊富なボリュームで出題されるようになっています。
【第3問】
決算総合問題に関しては、月次決算の利用、実務的な処理方法、複雑な商品計算等がふんだんに組み込まれた、難解でボリューム豊富な財務諸表の作成問題が出題されるようになっています。

2.合格点するために
【第1問】
実務的な内容(初めて見る内容)には必ず取引文章にヒントがあります。難解な言い回しには日頃から文章を丁寧に読む癖をつけておくことが大切です。つまり文章から必要な勘定科目と金額を引き出す能力を身につける練習を積むことです。
【第2問】
パターン化した対策問題にとらわれすぎた学習は避けるべきです。何より原点に返り、処理と手続きを確実に抑えることです。例えば、固定資産であれば取得時の仕訳と勘定記入、決算時の手続き、売却・処分時の処理という流れを確実に抑えることです。本試験ではこの手続きを複数の固定資産を対象に設問しています。有価証券も同様です。ボリュームも豊富になるわけです。
そこで、例えば固定資産を学習するときには、異なった処理や手続き(例えば定額法と定率法、直接法と間接法等)を意識しながら問題に取り組むことが大切です。つまり一つひとつ積み重ねればよいのです。そのためには、少し難しいと思われるような問題を多く解くことも大切です。
また、スピードアップのため、日頃からボリュームの多い問題にも接しておくことが必要です。
【第3問】
第2問同様パターン化した対策問題では対応できません。しかし、内容は難しくボリュームも豊富ですが、問題文章を読めばどう処理すればよいかヒントがあります。個別的な論点を確実に身につけることはもちろん、スピードアップのため、日頃からボリュームの多い問題にも接しておくことが必要です。

すべてにいえることは、どのような形式にも動揺しないために基本を確実に抑えること、ボリュームの多い問題を数多く解いてスピードアップを図ることが重要です。

日商簿記2級直前模試【144回検定対応】
上記を考慮して改訂いたしました。今年度からの改正点と過去の出題傾向を考慮して作問した本試験形式模擬試験を8回収録しています。
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日商簿記検定3級-次の144回検定で合格するためにー

日商簿記検定3級は、以前に比べて合格が厳しくなったといわれています。最近の合格率は25%前後の低い数値で推移しています。以前の合格率30~50%のときと比べて、内容がこのように変わっています。
【第1問】
仕訳問題に関しては、実務的な内容が随所にみられるようになっています。
【第3問】
試算表の作成問題に関しては、集計に時間がかかるもの(当座借越の2勘定制、豊富なボリューム)や金額を推定させるもの等、難易度がかなり上がっています。
【第5問】
決算総合問題に関しては、財務諸表の作成が連続して出題されるようになっています。

では、合格するためには、どのような点に注意すればよいでしょうか。
【第1問】
実務的な内容(初めて見る内容)には必ず取引文章にヒントがあります。日頃から文章を丁寧に読む癖をつけておくことが大切です。つまり文章から必要な勘定科目と金額を引き出す能力を身につける練習を積むことです。
【第3問】
パターン化した対策問題にとらわれすぎた学習は避けるべきです。何より試算表の作成手順をよく知ることが大切です。
試算表は、取引→仕訳帳への記入→総勘定元帳への転記→試算表の作成の手順で出来上がりますが、どこから聞かれても試算表が作成できなければいけません。また、→を逆にしても解けるように対策しておく必要があります。つまり、どの角度から聞かれても解けるようにしておくことが大切なのです。
また、日頃からボリュームの多い問題にも接しておくことが必要です。
【第5問】
受験者の多くが財務諸表作成問題を苦手にしているようです。決算総合問題には、精算表の作成、損益勘定と繰越試算表の記入、財務諸表の作成の3つが含まれます。「やまかけ」をするのではなく、すべてが出題される前提で学習すべきです。

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